海外での取り組み
アジアでの取り組み
(タイ)タイの病院等へウィッグの寄贈
アデランスグループの生産拠点のひとつであるアデランス・タイ社では、病院等へのウィッグを2012年より寄贈しています。工場にて試作していたウィッグは、これまで運用上の問題で廃棄していましたが、2012年よりこれらのウィッグを寄贈し、ご利用いただけるようになりました。2017年は270枚、2018年は270枚、2019年は3つの病院に計130枚を寄贈し、開始以来累計で2,294枚のウィッグを寄贈してきました。また、これまではアデランス・タイ社のみの参加でしたが、2017年よりワールド・クオリティ社で製作したウィッグも寄贈を開始しました。従来のバンコク市内だけでなく、工場があるブリラム地域の病院にも提供しています。
(タイ)ISO9001の取得
主要生産拠点であるアデランス・タイ社では、安定した商品クオリティを維持するため、1999年にISO9001( 国際品質管理規格 ) を取得しております。
アデランス・タイ社の学校内植林
アデランス・タイ社が賛同するTO BE NUMBER ONE活動の一環として、子供たちに環境への意識を高める目的で、現地の学校の先生、生徒の皆さんと学校内植林を実施しています。この植林イベントは2009年から継続して取り組んでいます。
(タイ)ウィッグ製作時の廃材の利用
アデランスグループの生産拠点の一つであるアデランス・タイ社では、 ウィッグ製作時に発生する廃材を、資源の無駄をなくし有効活用できないかと考え、造花、車拭きやクッション、サンダルなど多種多様な試作に取り組んでいます。造花については現在、現地での定年退職者への花束贈呈等に利用しています。
タイ工場での植林
ウィッグ製作時に生じる廃材をリサイクル業者へ売却し、その収益で工場地内に植林を行っています。
(タイ)ISO14001の取得
アデランスグループの主要生産拠点であるタイ工場において1999年、ISO14001(国際環境管理規格)を認証取得しました。ISO14001は地球環境保全活動の認証資格であり、環境保全の取り組みとして、以下の活動を継続して実施しております。
- 1.工場排水による水質汚染の防止
- 2.工場内における空気汚染の防止
- 3.産業廃棄物の安全処理
- 4.有資源の効果的使用
- 5.工場内の労働環境改善
(タイ)水の管理
カルシウム・マグネシウムなどのミネラルが多い硬水では、ウィッグの品質が劣化してしまうため、軟水を調達・利用しています。また、染色で使用した水は、環境配慮し、高性能の浄化設備で処理しています。
(タイ)不要カレンダーで盲目団体をサポート
アデランス・タイ社では、使われなくなった卓上カレンダーを回収し寄付する、「タイ国視覚障がい者支援団体」へのサポートを、2022年より行っています。集まったカレンダーは、点字教材へと生まれ変わります。
(タイ)福祉支援自動販売機の設置
ワールド・クオリティ社は、貧困や障害に苦しむ子どもたちを支援する自動販売機を設置しました。自動販売機の売上の一部は地元の聴覚障害者支援学校や教育を受けられない子どもたちの支援に役立てられています。
(タイ)コロナワクチン接種支援を実施
2022年5月、ウィッグの製造などを行うワールド・クオリティ社(以下、WQC)では、新型コロナウイルス感染症への対策支援として、140名分のブースタードーズ(追加接種のためのワクチン)を購入し、「チュラボン王妃病院」に寄贈しました。寄贈されたワクチンは、接種支援のために役立てられました。
タイでコロナ蔓延が深刻だった頃、連日ニュースにてワクチン接種できていない方達がいることが報道されていました。そこで、現地での検討により、WQC・CSR活動委員会により募金活動を実施。廃材の売却益と支援金を合わせた資金により、ブースタードーズは購入されました。寄贈後には、チュラボン王妃病院より感謝状を授与されました。
(タイ)給食・教科書代を寄付
タイにあるワールド・クオリティ社は、工場の近くにある幼稚園、小学校に、給食および教科書・参考書の費用の支援を行っています。
(タイ)ソーラーシステムの導入
工場建屋の屋上に太陽光パネルを設置し、電力の一部を賄っています。また、敷地内の池(消火用水)の水が腐らないようにするため、ソーラー撹拌機を設置しています。
(タイ)工場周辺のゴミ拾い
2008年より毎月、昼休みを利用した工場周辺のゴミ拾いを行っています。(2020年・2021年はコロナ禍により中断)
ラオス工場の稼動
新たな生産拠点として、ラオスのヴィエンチャン工場にてオーダーメイド・ウィッグの毛植え工程の委託生産を2012年に開始しました。2017年に同工場を運営するラオ・クオリティ社をグループ化し、ワールド・クオリティ社から届く商品の毛植えをメインに行っています。
(ラオス)障がい者雇用の推進事業を開始
ラオスで主にオーダーメイド・ウィッグを生産・輸出しているラオ・クオリティ社 (LQC) はラオス障がい者女性協会と 提携し、障がい者女性・障がい者のご家族である女性・貧困で社 会的、経済的に不利な状況に置かれた女性のために、植毛技術訓練研修を実施しています。
民間企業による障がい者雇用への取り組みがまだ一般的ではないラオスで、当社が率先して本取り組みを行うこと、また障 がい者が働きやすい環境を整備し、障がい者雇用を促進することは、当社にとっても地域社会にとっても大変有意義なことです。
(ラオス)工場を臨時の医療施設として提供
長期化する新型コロナウイルスの流行に対して、ラオスに工場を持つ企業として、現地の方々へ貢献できることはないかと考え、検討した結果、サワンナケート工場を閉鎖し、建屋を同国へ寄贈することを決定しました。
医療機関の少ない同国では、新型コロナウイルスの急拡大により医療施設や病床の不足が深刻化していたことから、2021年7月からは、サワンナケート工場の建屋を臨時の医療施設としてサワンナケート県へ貸し出し、2022年1月に建屋を寄贈しました。また、支援物資の提供や義援金の寄付など、継続的な支援も行っています。
(ラオス)義援金と支援物資を提供
2018年7月にラオス・アタプーで発生した水害被害に対し、ラオ・クオリティ社では古着やサンダル、即席麺などの支援物資と義援金を寄付しました。また、災害支援受付場所へ届ける際、ラオ・クオリティ社の社員がボランティアにも参加しました。
(アデランス台湾社)障害者施設での無料ヘアカット
アデランス台湾社は、ボランティア団体からの呼びかけに賛同し、2012年から高雄市内で週に1回程度、障害者施設を訪問し、無料カットを行っています。2015年には、基隆市の美容室オーナーから要望があり、同市内でも始めました。この活動は社員の技術力アップにもなるため、今後も継続して行っていきます。
(アデランス台湾社)無償レンタル用のウィッグを寄贈
アデランス台湾社は、2017年に店舗の展示サンプル品を、高雄市内の病院へ寄贈しました。病院内ヘアサロンの出店を模索する中、台湾ではウィッグの無償レンタルに需要があることがわかり、レンタル用として寄贈することになりました。2018年には、台中市にある病院へウィッグ10枚と脱毛時用帽子20枚を寄贈しました。
フィリピン工場増設
2002年、フィリピンのクラークに設立し、男女オーダーメイド・ウィッグの製造および輸出、人工毛髪「サイバーヘア」の生産を行っています。2013年にオーダーメイド・ウィッグの毛植え工程専門工場として、第2工場が稼働を開始しました。
(フィリピン)医療現場の最前線にいる医療従事者に新型コロナウイルス感染症感染防止支援物資を寄贈
ウィッグの製造などを行うアデランス・フィリピン社では、本社のあるクラーク経済特別区が進めている「Help Us Help Our Frontliners」キャンペーンに賛同し、マスクやゴーグルといった、新型コロナウイルス感染症感染防止の個人用保護具を、同区内の医療現場に寄贈しました。
(フィリピン)社員や家族の健康や安全の取り組み
アデランス・フィリピン社では、「従業員と家族の福利厚生を考える会」「安全と健康を考える会」など、社員主導による取り組みを行っています。
(フィリピン)Healthy Women, Healthy Economies Achievement Awardを受賞
アデランス・フィリピン社は、女性の健康増進による経済参加の推進の取り組みが評価され、フィリピン保健省から表彰されました。
(フィリピン)職場環境の充実度で表彰
アデランス・フィリピン社は、2013年にフィリピンの労働省管轄のMDG ACHIEVEMENT FUNDから、社員に対する職場環境の充実、福利厚生面での促進、社員の家族に対して配慮されているとして表彰されました。
(フィリピン)フィリピン台風被害(2013年11月) への被災者支援
2013年11月、フィリピン中部を襲った台風30号の被災者に対し、フィリピンの子会社であるアデランス・フィリピン社(API)が、被害状況を鑑みて、地元の赤十字社に義援金を寄付しました。また、テレビ局に対して、即席麺などのインスタント食品と、社員から集めた募金を寄付しました。