第1章 いままでも、これからも笑顔の先へ

自分たちが持っている技術と知見を活用することで、喜んでくれる人がいるなら――。社員のため、お客様のため、そしてすべての人のために、アデランスは手を差し伸べてきました。CSR(企業の社会的責任)という言葉が浸透する、ずっと前からです。活動の根底にある『笑顔のために』という思いを、ぜひ聞いてください

人それぞれの「自分らしさ」を大切にしたい

1968年、東京・新宿の小さなビルで男性用オーダーメイド・ウィッグをあつかう個人商店として、アデランスはスタートしました。 現在は日本にとどまらず、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国で、あらゆる人が元気で快適な毎日を過ごすお手伝いをする、グローバルウェルネスカンパニーとして活動の場を広げています。 たくさんの人との交流のなかで大切にしてきたことがあります。 それは、壁をつくらないこと。 そして枠を超えていくこと。 男性や女性という性の枠、年齢の違い、障害があ…

>> 続きを読む

笑顔をつくる仕事、その使命感の源

「中学生のとき円形脱毛症になってしまって。でも、『愛のチャリティ』のおかげで、笑顔で学校に行けたんです。あのときは本当にありがとうございました!」 新入社員の面接には、ときどきこんな学生がやってきます。 自分と同じように苦しんでいる子をサポートしたい、そんな意欲的な若い人たちがアデランスに集まってきて、実際に現場で働いています。 『愛のチャリティ』は、1978年からアデランスがずっと続けている、病気やケガなどで髪がなくなってしまった子どもたちに、ウィッグを…

>> 続きを読む

「笑顔」を支えるプロフェッショナルが生まれるまで

世界24か国で特許を取得した人工毛髪「バイタルヘア」は、人毛の自然さをそなえつつ、扱いやすく耐性に富んだすぐれた毛材です。 この研究開発を手がけたのが、アデランスで事務系の仕事をしていた文学部出身(専攻は美術)社員だと聞いて驚かない人はいないでしょう。 1983年、人工毛の研究開発をまかされたのは入社3年の白樫豊。知識、経験、研究設備がほぼゼロのなか、素人なりの発想や実験研究をへて、当時は使われていなかったポリアミド樹脂に着目したことが成功への道筋を決定づ…

>> 続きを読む

まず身近な人から、どんなときも、支えていく

現在、アデランスの社員の6割以上が、女性です。 さらに勤続30年を超える女性社員もたくさんいます。 長く働く間には、さまざまな出来事があります。家族がふえるなどのうれしいこともあれば、深刻な病気になってしまうことも。 これまでの生活スタイルが変わってしまうとき、相談できる人がいて、支えてくれる環境があったら、どんなに助かるでしょうか。 「50歳のとき乳がんに罹患しました。私はアデランスが大好きだったので、仕事を続けられるようサポートしてもらえて、本当に助か…

>> 続きを読む

世界との交流が「発見」と「笑顔」をふやす

1986年にタイに現地法人を設立して以降、1987年にはアメリカへ、1992年にはヨーロッパへと活動の場を広げ、現在、アデランスは世界のおよそ20の国と地域で事業を展開し、笑顔の発信地をふやしています。 タイ工場では品質や環境の国際規格(ISO9001、ISO14001)を取得し、現地の社員が安心して働きながら、信頼される商品を送り出せる体制を整えてきました。 創業当時からアデランスの目は世界へ向いていました。 新しい発見は、未知の世界へと出向き交流するこ…

>> 続きを読む

地球を笑顔でいっぱいにする方法を探して

「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」は、アデランスで10年以上続く環境への取り組みです。 不要ウィッグ回収時にクーポン券を発行し、その券を利用して新たなウィッグを購入してもらうと、売上げの一部を植樹活動の寄付にあてます。2009年の開始当初406平方メートルだった環境保存面積は、2018年度にはその50倍以上にふえました。 2017年からは日本全国に活動の範囲を広げています。 そのなかには、東日本大震災の津波到達地点に桜を植樹する「NPO法人さくら並木ネット…

>> 続きを読む

TOP