現在、アデランスの社員の6割以上が、女性です。
さらに勤続30年を超える女性社員もたくさんいます。
長く働く間には、さまざまな出来事があります。家族がふえるなどのうれしいこともあれば、深刻な病気になってしまうことも。
これまでの生活スタイルが変わってしまうとき、相談できる人がいて、支えてくれる環境があったら、どんなに助かるでしょうか。
「50歳のとき乳がんに罹患しました。私はアデランスが大好きだったので、仕事を続けられるようサポートしてもらえて、本当に助かりました」
「がんに罹患したことがわかったとき、すぐに上司に相談しました。治療の副作用にそなえてウィッグを早急につくってもらえたことは忘れられません」
「子育てをしながら、海外工場の立ち上げや現地スタッフの指導なども経験でき、32 年間止まることなく働けたのは、いっしょに働く仲間たちの“目配り、気配り、心配り”のおかげです」
こうした社員たちの声が評価され、東京都主催平成28年度「がん患者の治療と仕事の両立への優良な取組を行う企業表彰」で奨励賞、「がんアライアワード2019」でゴールド賞、「BCC 第4回架け橋大賞」で明日の架け橋賞を獲得しました。
周囲を笑顔にするには、まず社員の笑顔がなによりも大切なのです。
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取材・文/中山圭子