がん経験者の呼び名である“がんサバイバー”という言葉もずいぶん浸透してきています。そのがんサバイバーのみなさんに、運動を通して、治療で弱った体力を回復させ、社会復帰をサポートしているのが、キャンサーフィットネスの広瀬真奈美さんです。がんサバイバーの一人でもある広瀬さんが、設立したサービスです。

アデランスの社員が初期から会員となっていたことでつながりがあり、現在はアデランスの会議室をフィットネスの教室会場として提供しています。

がんサバイバーさんとの大切な思い出の一つを広瀬さんが教えてくれました。
「乳がんサバイバーさんとお話しさせていただいて、その方の不安が安心に変わったとき、それまで上がらなかった腕が簡単に上がるようになったんです。そして不安そうだった顔は、一瞬で笑顔に変わりました」
キャンサーフィットネスでのグループワークは、会議室がにぎやかになるほど笑顔にあふれていて、その笑顔に、広瀬さんもエネルギーをもらっているそう。笑顔には、自分自身を元気にし、周りの人も幸せにさせる力があるのです。