頭がかゆい!頭皮のかゆみを軽減する方法やフケ・シラミの悩みまで解説

2020年5月21日

目次:

■よくあるかゆみの悩み?

■頭がかゆくなる原因とは?

■頭皮のかゆみを軽減するためにできること

■注意!こんな対処法はNG

■まとめ



しっかり頭を洗っているのに頭がかゆいと、フケが気になったり、シラミが寄生しているのでは?と不安になってしまいがちです。
原因は外的刺激や生活習慣の不摂生によって頭皮の状態が悪化したことにある可能性もあります。このページでは頭がかゆくなる原因やかゆみを軽減する方法、やってはいけない対処法を紹介します。


■よくあるかゆみの悩み

ふとしたときに「頭がかゆい…」と感じることがあります。頭皮は毛穴から皮脂の分泌が多く、汗でムレたり、紫外線を受けたりするためトラブルが起きがちです。


炎症を起こした頭皮は、なかなか治らないイメージもあるでしょう。実際には、頭のかゆみにどのような悩みを抱えている人が多いのでしょうか。


頭がかゆく、フケの量も多くて不安…

頭がかゆいとフケも合わせて多くなるケースはよく聞かれます。フケには、乾燥しているタイプと脂分を含んだタイプの2種類があります。どちらのフケもかゆみを伴う可能性があり、放置しておくと抜け毛の原因になることもあります。


シラミの可能性はある?

頭のかゆみと聞くと「シラミ」も想像する人もいるかもしれません。人の頭に寄生する「アタマジラミ」の成虫は体長2〜3mmになるといわれており、シラミに血を吸われると頭皮が炎症を起こしてかゆみが出ることもあります。成虫は見つけにくいのですが、髪の毛に卵が付いているとすでに寄生している可能性があります。


髪をしっかり洗っていてもかゆくなるのはなぜ?

毎日しっかりシャンプーで洗っているのに、かゆみが生じる場合もあります。空気が乾燥している時期的な要素だけでなく、シャンプーが頭皮に合っていない可能性も考えられます。


■頭がかゆくなる原因とは?

では、頭がかゆくなる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。


頭皮の乾燥

皮脂の分泌が低下し、頭皮の水分や・脂分が不足すると、表面が白くカサカサに乾いてフケが細かくパラパラと落ちる状態になることがあります。頭皮が乾燥しやすい場合、洗浄力の高いシャンプーなどの刺激が加わると、かゆみを感じがちです。


紫外線

紫外線は髪の主成分となるタンパク質に悪影響を及ぼすといわれていますが、それだけでなく、頭皮を乾燥させるため、かゆみにつながることもあります。肌が日焼けするとかゆみを伴うのに似ています。


汗やムレ

特に肌が弱い場合、夏場など汗をかきやすい時期にはムレによりかゆみなどが発生することも考えられます。紫外線を浴びないために帽子を被るのはよいことですが、長時間帽子を被りっぱなしでは通気性が悪くなり、頭皮がムレやすくなるので注意が必要です。


過剰な皮脂分泌

頭皮から分泌される皮脂は、本来頭皮の健康状態を保つ働きがあります。一方、ホルモンバランスや生活環境の乱れ、脂肪分の過剰摂取などによって皮脂が過剰に分泌されると、頭皮に負担を与えたり、毛穴を詰まらせたりといった悪影響が生じることもあります。また、皮脂が過剰分泌された頭皮では、脂分の多い環境を好む「マラセチア」と呼ばれる常在菌が繁殖しやすく、炎症を引き起こしてかゆみにつながることがあります。


■頭皮のかゆみを軽減するためにできること

一度気になるとなかなかおさまってくれない頭皮のかゆみ。どうすれば頭皮のかゆみを軽減できるのでしょうか。


正しいシャンプーの仕方で頭皮環境を整える

正しい洗髪は自分で手軽にできる効果的なかゆみ予防法です。ポイントは、髪をゴシゴシこすらず、爪を立てず頭皮を揉むように指の腹を使って洗うことです。すすぎも充分に行いましょう。


関連記事:正しい髪の洗い方 シャンプー・リンス・トリートメント


頭皮マッサージや保湿用ローションで頭皮の乾燥予防

頭皮の環境を整えるために、頭皮マッサージや頭皮用の保湿ローションもおすすめです。血行をよくするだけでなく、頭皮の新陳代謝を活発にすることも期待されます。


関連記事:硬い頭皮を柔らかくする方法とは?正しいマッサージと生活習慣の見直しがポイント


冷やした濡れタオルでかゆみを軽減

炎症による皮膚のかゆみは冷やすと軽減することがあります。かゆみが強いときには患部に濡れタオルをあてて冷やすのが効果的といわれています。とはいえ、氷を直接長時間頭皮に当て続けるなどのことは、逆に負担をかけることもありますので注意が必要です。


市販のかゆみ止めでかゆみをやわらげる

頭皮のかゆみをやわらげる塗り薬は薬局などで買えます。冷感タイプが多い印象ですが、刺激の弱い商品も売られています。


皮膚科に相談

あまりにかゆみが続く場合は、頭皮がひどい炎症を起こしている場合もあるので、皮膚科など専門機関に相談することが非常に大切です。


■注意!こんな対処法はNG

炎症状態の頭皮は対処方法を誤ってしまうと、かゆみをぶり返してしまう恐れもあります。NG対処法をいくつか紹介しておきましょう。


爪を立てて頭皮をかく・洗う

頭皮をかくときに爪は絶対に立てないようにしましょう。頭皮を傷つけてしまう危険があります。洗うときも同様に爪を立てないように。髪の生え際から頭のてっぺんに向かって、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように行います。


傷がある部位への塗り薬

化膿している部分やただれがひどい箇所に塗り薬を使いたい場合は、現在の症状が悪化する可能性もあるため、使用する前に医師や薬剤師、登録販売者に相談しましょう。


ドライヤーの長時間使用

ドライヤーの吹き出し口10センチ付近の温度は一般的には80度以上。かゆいからといって熱風を頭皮や髪に長時間あてることは禁物です。使用する際は頭から20センチ程度離して乾燥させましょう。同じところに長時間当て続けないこともポイントです。低温設定のドライヤーや低温モードに切り替えられる製品がおすすめです。


■まとめ

頭皮のかゆみが生じた際には、正しいシャンプーの仕方を心がけるだけでなく、かゆみの要因となる炎症を抑えるための生活習慣等を改善することが大切です。頭皮の状態を正常に戻すことが重要になるでしょう。


記事初回公開日:2020年05月21日

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