がん治療における精神的なケアとして、「安心して治療を受けてもらうためには抗がん剤による脱毛を防ぐことが重要」と説く、内視鏡外科の第一人者である北野正剛 大分大学 学長にお話を伺った。
インタビュー中、北野学長は「低侵襲治療」という言葉を強調した。低侵襲治療では、単に難しい病気を治すだけでなく、身体の負担をできるだけ軽減し、その上でさらに効果的な治療が行われる。
今までは、抗がん剤による脱毛はしょうがない、病気が治るならいいじゃないかとあまり問題にはなりませんでした。
しかし、最近はみなさんの意識も変わってきていて、脱毛や頭がピリピリすることが抑えられたら安心して治療が受けられるという患者さんの気持ちに添わなければならないと思っています。そこで私たちに何ができるのかを・・
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初回記事公開日 : 2016年1月22日