【ヘアケアに関する意識調査vol.1】髪の悩みの分岐点（女性編）

アデランスでは髪の悩みやヘアケア、ドライヤーに対する意識や要望を探るため、全国20〜60代の女性515名を対象に、インターネットによる『ヘアケアに関する意識調査』（2017年8月16日〜8月17日）を実施しました。女性は日頃、どんなヘアケアを行い、髪のどんなトラブルに悩んでいるのでしょうか？　また世代によって髪の悩みに違いは見られたのでしょうか？　詳しく見ていくことにしましょう。

■20代と30代女性が最も悩んでいるのは「髪のパサつき」

『ヘアケアに関する意識調査』では、まず「あなたの髪に関する悩みで、あてはまるものを全てお答えください」という質問を20〜60代の女性（有効回答数は各世代103名ずつ）に問いました。選択できる回答は「髪が広がる／まとまらない」「ボリュームがない」「枝毛、切れ毛」「髪のパサつき」「くせ毛」「白髪」「抜け毛」「薄毛」「その他」の9項目に、「髪の悩みはない」という項目を加えた10の回答を用意しました。

その結果、20代と30代女性で最も回答が多かったのが、「髪のパサつき」という悩みで、それぞれ24.2％と19.2％でした。そして40代になると、急速に回答が増えるのが、「白髪」です。20代女性では「白髪」と回答した人は、4.7％にすぎませんが、30代になると11.3％に増え、40代になると24.6％さらに倍増します。50代でも31.1％で、60代は33.2％と40代以上では悩みのトップが「白髪」になりました。

そのほか、女性が抱える髪の悩みを分析すると、年齢を経るごとに増える「ボリュームがない」ことへの悩みも挙げられています。20代では3.7％にすぎませんが、30代では7.6％、40代では6.8％、50代では8.5％になり、60代では16.1％に倍増します。

こうした髪の悩みを年代別に見ていくことで、若い頃は髪質に悩んでいた女性が、年齢を重ねるに従って、白髪やボリュームのなさといった加齢による髪の変化が気になるようにシフトしていく様子が見えて来ます。

■20代、30代の女性はドライヤー選びに気を使う

続いて、女性がヘアケア（頭皮、髪）で何を重視しているかも、同意識調査で明らかになっているので、見てみましょう。

「あなたがヘアケア（頭皮、髪）で重視しているものは何ですか？」という質問に対して、選択できる回答は「シャンプー」「トリートメント」「育毛剤」「スカルプケア」「ドライヤー」「カット」「カラー（白髪染め含む）」「パーマ」そして「その他」の9項目です。

20代〜60代まですべての世代で多く回答を集めたのは、「シャンプー」ですが、20代と30代の女性で顕著なのが、ドライヤーを重視するという回答です。入浴後にドライヤーを使って、多くの女性が髪を乾かしますが、熱を当てる時間が長いため、少しでもダメージの少ないドライヤーを選ぼうという意識が働いているのかもしれません。

また、50代と60代では、ヘアケア（頭皮、髪）として「カラー（白髪染め含む）」を挙げる人が多いのも特徴的です。50代では22.4％で、60代は22.6％にのぼります。これは20代女性のほぼ3倍です。白髪が目立つ年頃になり、ヘアカラーをすることで髪のケアに努めているのでしょう。

■まとめ

今回の調査では、女性が抱える髪に対する悩みや、ヘアケアで重視するものを回答していただき、上位にランキングされた回答を見て来ました。男性と比べ髪のケアに対する意識が高い女性ですが、どのようなケアをするかは、年代によって大きく異なることがわかりました。アンケートを参考に、頭髪の状態を冷静に把握してみるとより良いヘアケアができるかもしれません。

初回記事公開日　：　2017年9月21日