血液型がA型の人は薄毛になりやすい?

2019年5月30日


血液型により薄毛になりやすいという俗説があります。特に血液診断で神経質なタイプと言われているA型のほうが薄毛になりやすいという説はありますが、実は血液型と薄毛にはなんの関連もありません。根拠のない俗説に惑わされずにケアを怠らないようにしましょう。

謎が多い脱毛の原因を探りたい一心で、外見的な要素や先天的な資質と脱毛の関連を唱える人は少なくありません。「太った人は薄毛になる」「頭の形が丸い人は薄毛になる」「額が広い人は薄毛になりやすい」など、挙げたらキリがないです。


しかし、このような説にはほとんど根拠がなく、なんの裏付けもありません。仮に統計をとってみるとこういう人が多かったという場合でも、脱毛予防は統計学ではなく、科学や医学の領域であるため、根拠としては不十分でしょう。


血液型と薄毛に関連があるというのも、こういった一連の俗説と同じで、まったく根拠のないことです。おそらくこれは、ストレスが抜け毛の原因になることから、ストレスを感じやすい、あるいは発散しにくいA型的な気質が、脱毛と関連があると考えてのことでしょう。


確かにストレスは髪に影響を与えますが、ストレスだけが原因で毛が抜けるということはあまり多くありません。もともと脱毛しやすい体質の人が、ストレスを感じたときに抜け毛が増えるというように、複数の要因があって初めて毛が抜けるのです。


そもそも、血液型による気質の分類そのものも、確固たる裏付けがあるものではありません。それを「自分はA型だから毛が抜けるのだ。何をしても無駄なんだ」などとクヨクヨしていたら、それこそ思うツボかもしれません、、、。


ちなみに薄毛になるかならないかではなく、なるとしたらどういう形になるのかを血液型で分類できるという説もあります。A型は側頭部にうっすらと毛が残る不徹底型で、B型は頭頂部に数本の毛が残るバーコードタイプ。O型は天頂部がほとんどなくなってしまう人が多く、AB型は完全にハゲる人が少なく全体的に徐々に薄くなると言われています。


言うまでもなく、これも個人的な観察の結果から生まれた説です。とはいえ、これに安心しすぎてケアがおざなりにならないよう注意しましょう。



初回記事公開日 : 2016年2月1日

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