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性別を問わず、薄毛に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。しかし薄毛は、早期に適切な対策をとることで予防できるかもしれません。
また、薄毛にはさまざまな都市伝説があります。都市伝説には根拠のないものが多いですが、中には信じてしまう人も……。そこでこの記事では薄毛のサインや正しい予防策に加えて、いくつかの都市伝説の真偽についても詳しく解説します。
少しでも薄毛の悩みや不安がある場合は、ぜひチェックしてみましょう!
1.薄毛が気になり不安…薄毛のサインを確認しよう
おでこの後退や頭頂部の髪の毛が減少する以外にも、薄毛のサインはあります。たとえば以下の症状が見られたら、薄毛の兆候かもしれません。
- 髪の毛が細くなった
- フケが出るようになった
- 頭皮が赤い
- 頭皮がかゆい
- 頭皮が硬い
- 頭皮が脂っぽい
- 髪のセットがしにくくなった
髪の毛が正常に育つには、健康な頭皮も必要といえます。 頭皮環境が悪いと髪が育ちにくいため、薄毛になる可能性が高まるかもしれません。
薄毛を予防するには、髪だけでなく頭皮の変化も見逃さないことが重要です。
2.薄毛になる要因
薄毛になる要因は、遺伝だけではありません。薄毛は内的要因と、外的要因に大きく分けられます。内的要因に該当するのは、遺伝のほか、人体内で生成される代謝、反応産物、ホルモン、免疫などから発生する身体の状態です。
- 遺伝
- 頭皮の血流の悪さ
- 皮脂の多さ
- 頭皮の乾燥しやすさ
など
一方外的要因は、体外から取り込まれる要因を指します。具体的には以下のとおりです。
- 生活リズムや食生活の乱れ
- ストレス
- 過剰なお酒やタバコ
- 紫外線
- 刺激の強いパーマ剤やカラー剤
特にストレスを感じると血流が悪くなり、健康な髪の成長を阻害する場合も。ほかにも、身体に悪い生活習慣や頭皮への刺激は薄毛の要因になる可能性があります。
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3.不安な薄毛を予防するために今日からできること
いつ進行するか分からない薄毛を放っておくのは不安です。そのため、気になり始めたら少しでも薄毛予防を実践しておくと良いでしょう。薄毛予防は早い段階から行うほど効果的です。
また、予防策はどれも難しいことではありません。思い立った日から実践できるものばかりです。さらに髪の毛だけでなく、身体全体への健康にもつながる対策も多いため、ぜひ試してみてください。薄毛への不安も軽減されるかもしれません。
3.1ヘアケア・紫外線ケア
普段から、以下のポイントをおさえてシャンプーしてみましょう。
- 指先でなく指の腹を使う
- 頭皮を揉むように優しく洗う
- 十分にシャンプーをすすぐ
シャンプーを選ぶ際は、配合される洗浄成分や保湿成分に注目するのがおすすめです。
洗浄成分では「アミノ酸系」といわれるものが、洗浄力は穏やかながら頭皮や髪に刺激の少ないものが多く、また、保湿成分により髪や頭皮の潤いを維持するタイプのものも、多数出回っています。多くの場合、これらのシャンプーは「スカルプケアタイプ」と呼ばれます。
アデランスでは頭皮環境を整えることを目的としたシャンプーがあります。洗浄力とさっぱりとした洗いあがりが特徴です。シャンプーにもこだわってみて、まずはヘアケアを始めてみてはいかがでしょうか。
男性向けシャンプー(ヘアリプロ)
女性向けシャンプー(ベネファージュ)
また、紫外線対策も薄毛予防におすすめです。以下のポイントを意識して、髪の毛と頭皮を紫外線から守りましょう。
- 帽子をかぶる/日傘を使う
- 日焼け止めスプレーを使う
- 保湿効果のあるヘアオイルやアウトバストリートメントを使う
3.2生活習慣の見直し
薄毛予防には、バランスの取れた食事が必要です。とくに髪の毛の基本成分「ケラチン」はタンパク質でできているため、肉や魚、豆類や乳製品などタンパク質が多く含まれる食材を積極的に摂ると良いでしょう。
また薄毛予防には、頭皮の血行を良くするビタミンAや、新陳代謝を促進するビタミンBも必須。緑黄色野菜やナッツなど、多くの食材をまんべんなく食べましょう。
なお、お酒とタバコはできるだけ控え、十分な睡眠を取ることも重要です。身体を動かすなどして、適宜ストレスを発散しましょう。
3.3頭皮マッサージ
頭皮マッサージをすると頭皮の血行が改善され、髪の毛の成長に関わる細胞への好影響も期待されます。頭皮マッサージの方法は、主に以下の3種類です。
- 指の腹で頭皮をもみほぐす揉捻法
- 頭皮を押してパッと離す圧迫法
- こぶしの側面で頭を軽く叩く叩打法
いずれの頭皮マッサージをする際も、あらかじめ首や肩をほぐしておくのがポイントです。また、マッサージする際は必ず指の腹を使い、爪を立てないように注意しましょう。1日5分間の頭皮マッサージを、2~3回行うのが目安です。
気持ちが良いくらいの力加減で、決してやりすぎないようにしましょう。
4.薄毛に関する都市伝説の真偽とは?
薄毛に関する都市伝説は複数ありますが、どれも本当とは限りません。中には全く根拠がない上に、薄毛で悩む方の不安を一層あおるようなものもあります。たとえば代表的なものは、以下のとおりです。
- ヒゲや体毛が濃いと薄毛になりやすい
- 血液型がA型の人は薄毛になりやすい
- くせ毛の人は薄毛になりやすい
- 性欲が強い人ほど、髪が薄くなる
薄毛は、正しい知識で適切に対策すれば予防できる可能性があります。都市伝説を真に受けて薄毛予防を諦めてしまうのは、非常にもったいないです。都市伝説に振り回されないためにも、真偽をきちんと把握しておきましょう。
4.1ヒゲや体毛の濃さと薄毛に関係はある?
ヒゲや体毛が濃い人ほど薄毛になりやすいという都市伝説を聞いたことがある人は多いでしょう。薄毛で、ヒゲや体毛が濃い人もいるかもしれません。
また、DHT(ジヒドロテストステロン)という悪玉男性ホルモンはヒゲや体毛への発毛作用がある場合や、髪の毛に対してはAGA(男性型脱毛症)の原因ホルモンとなる場合があるという研究も。
しかし裏を返せば、ヒゲや体毛が薄ければ薄毛にならないという確証はありません。薄毛の人がヒゲを伸ばすとヒゲの印象が残りやすいので、こうした都市伝説が生まれたとも考えられます。
4.2血液型と薄毛に関係はある?
血液型と薄毛は無関係といわれています。一般的に几帳面で責任感の強い性格といわれるA型の人は、日本にA型の方の割合が多いことと ストレスを溜めやすいというイメージがあるため、こうした都市伝説が生まれたのでしょう。
たしかにストレスは薄毛の要因として挙げられますが、A型の人が必ずしもストレスを発散しにくいとは限りません。他の血液型でも、ストレスを感じたり生活習慣が乱れたりすれば薄毛になるリスクは十分あるといえます。
薄毛のタイプを血液型で分類する都市伝説もありますが、科学的根拠には欠けるといえます。
4.3髪質と薄毛に関係はある?
くせ毛や直毛などの髪質と薄毛は、関係がないといわれています。髪質は抜け毛に至るプロセスとは別の理由で変化します。将来的に抜け毛になるかどうかとは関連性がないと考えられます。
なお、くせ毛が生えるメカニズムについては、毛根の形がいびつであることが関係しているとする説が有力です。薄毛の要因は頭皮にある可能性が高く、毛根の形によって薄毛になりやすい、なりにくいと一概には言えません。
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4.4性欲と薄毛に関係はある?
「性欲が強いと薄毛になる」または「薄毛の人は性欲が強い」といった都市伝説は根拠に欠けるものです。薄毛は男性ホルモンの影響によるものが知られており、一方性欲の強い人は男性ホルモンの分泌が多いというイメージから、それぞれを関連付けられた都市伝説であるといわれています。
また、薄毛は男性ホルモンの分泌量だけでなく、男性ホルモンに対する感受性も大きく関係すると考えられています。そのため、男性ホルモンの分泌量が単に多いだけで薄毛になるとは限らないかもしれません。
5.薄毛の不安や悩みならアデランスへご相談ください
薄毛は、早期に正しい対策を取れば予防できる可能性があります。また、すでに薄毛にお悩みの方も、適切な対策を取れば改善の一歩になります。まずは薄毛の原因を知り、正しいアプローチを知ることが大切です。
アデランスでは、無料のオンライン相談を承っています。毛髪診断士®が、あなたの薄毛のお悩みに最適なアドバイスをご提案いたします。まずは気軽な相談から始めてみてはいかがでしょうか。
記事初回公開日:2016年2月29日