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目次:
薄毛や抜け毛を防ぐためには、健康な頭皮であることが重要です。髪の毛に隠れているので、普段はあまり意識することはないかもしれませんが、頭皮の色によって健康状態を推測することができます。
健康な頭皮は少し透き通った青白い色とされています。以前より頭皮の透明度がなくなり、白くなってきたなと感じると、何か頭皮にトラブルが起こっているのかも?と不安に思う人も多いかも知れませんし、そもそも、頭皮の色を気にしている人も少ないかもしれません。
頭皮の色はほかにも、黄色、赤色、茶色のタイプに分けられます。それぞれの色に応じた頭皮の健康状態や、良好な状態とされる青白い色に戻すための対策方法をまとめてみました。
まずは自分の頭皮の色をチェックしてみましょう。健康で少し透き通った青白い色をした頭皮であれば、毛穴がくっきり見えて、フケなどが溜まらないといわれています。
指の腹で頭皮に触れ、頭皮を左右に動かしてみると、パサつきのないなめらかさと適度な弾力があり、軽く動くと考えられています。
青白さがなくなった白色の頭皮にはツヤがなく、乾燥していることがしばしばあります。ただし、白い頭皮は重大な病気とは断定できませんので、乾燥やフケに対応し、しっかり保湿し、ヘアケアしていけば、健康な青白い頭皮に戻っていくことも期待できます。
乾燥が気になる場合は、洗浄力が強すぎない乾燥肌向けのシャンプーやコンディショナーに変えてみましょう。
黄色の頭皮は、ストレスがたまっていたり、頭皮の血行が悪かったりする可能性があります。要因としては、頭皮が脂っぽいか、酸化していることが考えられます。
皮脂の脂によるベタベタした頭皮を改善するためには、脂っぽい食事を過度に摂取することは避けましょう。乱れた、あるいは偏った食生活は髪に必要な栄養を不足させ、頭皮の過剰な皮脂分泌など頭皮環境の悪化により、毛髪の成長サイクルに悪影響を及ぼす恐れがあるからです。
湿った大きめの脂っぽいフケが多量に出る場合は「脂漏性皮膚炎」に要注意。過剰な皮脂の分泌は、頭皮に負担を与えたり、毛穴を詰まらせたりするだけではなく、細菌が繁殖しやすく、炎症とそこから派生する頭皮トラブルにつながる恐れが考えられます。皮膚科等専門医での診察も検討すべきかもしれません。
この場合は洗浄力が高く殺菌効果のあるシャンプーを使い、十分なすすぎをした上で皮脂の影響を避けるために手早く乾かすこと。洗浄力が高い分、髪の潤いを補うトリートメントも忘れずにしておきましょう。
また、頭皮が黄色く見える要因とされるストレスは頭皮の酸化を招くことによるものとされ、ストレス以外にも紫外線がその要因とのひとつとも言われています。紫外線は頭皮に限らず皮膚組織の酸化を促進させる力があり、紫外線をたっぷりと浴びた頭皮は酸化しやすく、通常よりもハイペースで老化が進んでしまうことが懸念されます。
これを防ぐためには、外出時に帽子や日傘を活用することが必須です。ただし、帽子で頭皮が蒸れることもあるため、できるだけ通気性の良い素材で作られた帽子を選びましょう。そして紫外線による頭皮の色への影響が進むと、頭皮が赤色や茶色になっていることもあります。日焼けによる影響によるもので、髪や頭皮を紫外線から守ることは年間を通じて心掛けたいものです。
赤色の頭皮、部分的に赤くなっている場合を含め、この場合は非常に頭皮環境が悪くなっていると予想されます。大量のフケや炎症、かゆみが出ていないでしょうか? すぐに病院で診てもらいましょう。また、この状態で紫外線をなるべく浴びないようすることも大切です。
茶色の頭皮は、血行不良で新陳代謝が悪く、老廃物がたまっていることが考えられます。毛穴が詰まっている可能性もあり、頭皮環境が良いとは思えません。
寝不足やタバコ、ストレスなどによって、頭皮に十分な血液が行き届かない場合、毛髪成長のサイクルにまで悪影響を及ぼすことがあります。抜け毛やかゆみ、フケの症状がすでに気になる場合は病院へ行ってみましょう。
また、毎日のヘアケアを見直すことも大切です。ヘアケアの基本は洗髪・シャンプーにあります。さらに付け加えれば、毛髪はもとより頭皮を洗うことこそ基本です。頭皮をいつも清潔な状態に保つことはとても大切です。
シャンプーの方法をおさらいしてみましょう。はじめに軽くブラッシングをして髪についたホコリを取ります。さらにぬるま湯だけで髪を充分にすすいでください。これだけで多くのの汚れは落ちます。
シャンプーは、容器から直接髪につけたりしないで、適量を手に取ったら、少量の水で溶かしてから5個所ぐらいに分けて髪につけ、両手で円を描くようにして泡立てます。掌で泡立ててから髪につけるものおすすめです。
充分泡立ったら、最初は髪の汚れを落とすために、髪の根元から毛先に向かって洗っていきます。髪と髪をこすり合わせてゴシゴシ洗うのではなく、やさしく泡立てながら頭皮を揉むように洗ってください。
一旦すすぎ、次はやはり十分に泡立ててから頭皮を指の腹で揉むようにして洗います。耳の周りやかゆい部分は、指を立てて細かく動かしながら、頭全体は指をジグザグに動かしながら、襟足から頭頂部に向かって洗っていきます。
洗い終わった後のすすぎは、たっぷりお湯を使って充分にしてください。ヘアサロンで人に洗ってもらうのとは違って、自分で洗うと自分の目で確認することが困難なため、すすぎ残しになりがちです。特に耳の周辺や額の生え際はすすぎ残しが多くなりやすい場所なので注意しましょう。
正しいシャンプーの基本は、髪をゴシゴシこすらず、頭皮を揉むように、爪を立てずに指の腹を使って洗います。また、すすぎを充分に行います。
白くてツヤがない頭皮は、全体がやや粉っぽく見えます。細かいフケが出ている場合もあり、粉が頭皮を覆うこともあります。
フケ自体は新陳代謝によって皮膚の表面の老廃物がはがれ落ちたものです。つまり、誰にでも出ます。ちょっとフケが出やすい程度なら、髪と頭皮を清潔に保てばおさまりやすく、薄毛の要因になることも考えにくいものです。
しかしカサカサに乾いた細かいフケが多量にでる場合、シャンプーや整髪料が合っていない可能性が考えられます。乾燥性のフケは、皮脂の分泌が低下し頭皮の水分・脂分が不足して、角質層の細胞の結びつきが弱くなり、はがれやすくなってしまってできるものとされています。これが大量に出ると頭皮の乾燥により、髪の成長に悪影響になる場合もあります。
乾燥性の細かい多量のフケが気になる場合、洗浄力の強いシャンプーは皮脂をさらにとりすぎてしまう可能性があり、注意が必要です。また、洗い残しがないようにしましょう。あまりにフケがひどい場合は、頭皮が炎症を起こしている可能性もあるので、皮膚科等専門医に相談することが必要かもしれません。気づいたら早めにケアしておいたほうが安心です。
記事初回公開日:2020年03月11日
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