ストレスと抜け毛の関係は?|3つの抜け毛対策

2021年12月23日

目次:

1.ストレスが要因となる抜け毛・薄毛の特徴は?

2.ストレスが抜け毛・薄毛の要因となる理由

3.今すぐできる抜け毛対策3選

4.薄毛が気になる方はアデランスへ相談を



精神的なストレスは、抜け毛・薄毛の要因の一つとして取り上げられることが多いです。過度なストレスは自律神経やホルモンバランスなど、身体のさまざまな部分に悪影響を及ぼす可能性があります。ただし、すべての症状の要因がストレスというわけではありませんが、本記事ではストレスと抜け毛の関係や主な脱毛症の要因を詳しく解説します。


今すぐできる抜け毛対策も紹介していますので、ストレスと抜け毛の関係を知ったうえで活用してみてください。




1.ストレスが要因となる抜け毛・薄毛の特徴は?

全ての脱毛症がストレスをきっかけに発症するわけではありません。
薄毛の要因はさまざまで科学的に解明されていないことも多くあるといわれています。


ここでは、代表的な4種類の脱毛症の特徴を紹介します。


  1. 男性型脱毛症(AGA)
  2. 女性男性型脱毛症(FAGA)
  3. 休止型脱毛症
  4. 円形脱毛症

男性型脱毛症・女性男性型脱毛症については、遺伝的要因・ホルモンバランスの変化によって発症することが知られています。休止型脱毛症・円形脱毛症については、ストレスがきっかけで発症することもあり、ストレス状態から解放されることで改善することもあります。


1.1 男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)は、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪の抜け毛が進行する男性にみられる脱毛症です。男性ホルモンが酵素と結びつき変化し作用することで、髪の毛が十分に成長しないまま抜け落ちてしまいます。


また、AGAは遺伝的要素が強いといわれていますが、症状には個人差があります。


1.2 女性男性型脱毛症(FAGA)

女性男性型脱毛症(FAGA)も、AGAと同様に男性ホルモンによる影響で抜け毛が進行してしまう脱毛症のことです。


本来は女性も男性ホルモンを持っていますが、女性ホルモンの影響で男性ホルモンによる抜け毛は妨げられています。しかし、何らかの要因で女性ホルモンの分泌が減ってしまい、相対的に男性ホルモンの量が多くなることでFAGAが引き起こされるのです。


1.3 休止型脱毛症

髪の毛は、「毛周期(ヘアサイクル)」と呼ばれる毛の生え変わるサイクルに沿って生えたり抜けたりしています。休止型脱毛症の場合、髪の毛が休止期(成長がストップした状態)で抜けてしまいます。


抜け毛の部位も進行スピードも個人差があるため、AGAやFAGAなどとの判別が難しい症状です。過度なストレスが要因の一つとされていて、ストレス状態から抜けることで改善される場合もあります。


1.4 円形脱毛症

円形脱毛症は、頭皮の一部が円形に脱毛してしまう症状です。10円玉程度の大きさから、頭部全体、さらに全身に及ぶ症状もあります。


以下が円形脱毛症の種類です。


  • 単発型円形脱毛症:円形や楕円形の脱毛が一箇所発生するタイプ、500円硬貨ほどの大きさで見られることが多い
  • 多発型円形脱毛症:単発型同様の脱毛が複数個所に発生するタイプ
  • 全頭型円形脱毛症:脱毛が全ての頭に広がっているタイプ
  • 汎発型円形脱毛症:脱毛が頭だけでなくて全身に及ぶタイプ
  • 蛇行型円形脱毛症:頭の生え際が帯状に脱毛されるタイプ

円形脱毛症はストレスをきっかけに発症することもありますが、脱毛に至る要因は毛髪の細胞やその周辺組織に対する自己免疫疾患と考えられています。


2.ストレスが抜け毛・薄毛の要因となる理由

仕事や生活でのストレスがたまると、身体や日々の生活に以下のような影響を及ぼす可能性があります。


  1. 自律神経の乱れ
  2. ホルモンバランスの乱れ
  3. 生活習慣の乱れ

過度なストレスによる身体の不調や生活習慣の乱れが、抜け毛・薄毛を引き起こしていると考えられます。ストレスは心身に悪影響を及ぼすため、できるだけ早い対処が必要です。


2.1 自律神経の乱れ

自律神経とは、身体の働きを調整する神経のことで、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。交感神経は身体の働きを促し、副交感神経は身体を休ませる働きがある神経です。それぞれの神経は同時に働くことはなく、常にバランスを保つことで、健康な生活を送ることができます。


しかし、過度なストレスは自律神経の乱れを引き起こし、「交感神経」が働き続けてしまいます。副交感神経が働くことが髪の成長に必要なものであるため、交感神経優位の状態が続くと髪の細胞の分裂や血流が悪くなり、毛髪の成長の妨げになるとされています。


2.2 ホルモンバランスの乱れ

ストレスは自律神経だけではなく、ホルモンバランスの乱れを引き起こすこともあります。女性ホルモンの一種である「エストロゲン」には、髪の毛の成長を促進する役割があります。ストレスを感じると、脳がエストロゲンの分泌を停止させてしまうと考えられているのです。


また、ストレスにより男性ホルモンが過剰分泌されると皮脂の過剰分泌を引き起こします。余分な皮脂が頭皮の毛穴を塞いだり、雑菌が繁殖する要因になるなど、頭皮環境の悪化を招くおそれがあります。


2.3 生活習慣の乱れ

睡眠不足や栄養バランスの偏りなど、生活習慣の乱れも抜け毛・薄毛に影響する可能性があります。睡眠不足に陥ると、髪の毛の成長を促進するホルモンの分泌が不足することがあります。また、栄養バランスが偏ると髪の毛の成長に必要な栄養素が十分に摂取できず、抜け毛・薄毛につながる要因となってしまうでしょう。
ストレスが直接作用する自律神経やホルモンバランスの乱れに対し、この要因は心身にストレスを与えてしまう可能性が心配されることから、ストレスによる薄毛の理由の一つとしています。


3.今すぐできる抜け毛対策3選

抜け毛の要因として考えられるストレスや生活習慣を見直し、取り組みやすい対策方法を3つご紹介します。


  1. ストレスを発散する方法を見つける
  2. 生活習慣を見直す
  3. 育毛グッズを使用する

どれも今すぐできる対策なので、抜け毛・薄毛で悩んでいる方は、ぜひ取り入れてみてください。


3.1 ストレスを発散する方法を見つける

ストレスを溜めないのが一番ですが、なかなか難しいと感じる人も多いでしょう。ストレスを溜めない方法を探すよりも、ストレスとうまく付き合う・発散できる方法を見つけることがおすすめです。


趣味に打ち込む、適度な運動を始める、マッサージを受けるなど、自分なりのストレス解消法を探してみましょう。


現代においてストレスを受けないことは困難と言えますが、ストレスは髪だけでなく肌や体そのものに対しても悪影響を及ぼすことはよく知られています。髪は体の一部ですので、体の健康がなければ髪の健康もありません。 髪だけでなく心身の健康維持のためにも、ストレス対策は重要であると考えられています。


3.2 生活習慣を見直す

髪の毛の成長を促す成長ホルモンは、眠りについてから3時間ほどの間に多く分泌すると言われています。そのため睡眠時間はなるべく5~6時間、できれば7時間以上を確保するのがおすすめです。


また、食事の際はバランス良く栄養を摂取できるようなメニューや献立を意識しましょう。髪の毛の成長に良い成分には、タンパク質、亜鉛などのミネラル類、ビタミン類などがあります。


3.3 育毛グッズを使用する

今すぐできる抜け毛対策として、毎日使用するスカルプシャンプーやリンスなどの育毛グッズを使用するのもおすすめです。


育毛グッズとして販売されているスカルプシャンプーやリンスなどは、髪と頭皮の汚れを洗い流しつつ、頭皮の潤いを保つ役割があります。髪が育つ頭皮環境を整えることで、ハリやコシのある健康的な髪の毛に導く効果が期待できます。


4.薄毛が気になる方はアデランスへ相談を

過度なストレスは自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こし、心身に悪影響を及ぼす可能性があります。抜け毛・薄毛にはさまざまな要因がありますが、脱毛症の中には、ストレスをきっかけとして発症するものもあるのです。


ストレスを溜め過ぎずうまく解消する、生活習慣を見直すなど、ストレスと上手に付き合っていくことを心がけましょう。また、スカルプシャンプーやリンスなどの育毛グッズを使用するという方法もありますので、ぜひ試してみてください。


しかし結果を実感するのに時間がかかったり、最初は何から薄毛対策すればいいかわからない人もいるのではないでしょうか。
そんなときは、まずは自分の髪の毛の状況を知るきっかけや自分にあった方法で効率的に対策できる近道として、プロに相談してみてもよいでしょう。


アデランスでは、店舗やオンラインで無料相談も実施しています。公益社団法人 日本毛髪科学協会認定の「毛髪診断士®」が髪のお悩みにあわせた適切なアドバイスを提案。
抜け毛・薄毛の対策について何が自分に合っているのか分からない人は、まずは気軽な相談から始めて、効果的なヘアケアを試してみてはいかがでしょうか。


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記事初回公開日:2015年6月25日

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