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~アデランス産学連携~
第38回日本美容皮膚科学会総会・学術大会において
アデランスが4年連続で本学会共催
LEDにおける毛髪育成及び美容の応用研究の成果を発表

2020年09月25日

毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、2020 年 9 月 12日(土)~9 月13 日(日)に開催された第 38 回日本美容皮膚科学会総会・学術大会において、アデランス共催のスイーツセミナーでLED における毛髪育成及び美容での応用研究の成果を発表いたしました。

今年は新型コロナウイルス感染拡散防止として、会場での実施においてはセミナー会場の席数を半分以下に制限して密になるのを防ぎ、マスク着用と消毒はもちろん、室内換気や参加者の健康状態の確認を徹底した対策を講じたうえで会場開催を行いました。また、より多くの聴講者が場所を問わず視聴できるWEB配信を同時に行う「ハイブリッド開催」での実施となりました。

会期中の9月12日(土)にアデランス共催のセミナーが実施され、大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 特任教授の乾 重樹先生が講演し、別府ガーデンヒルクリニックくらた医院 院長でアデランスのメディカルアドバイザーでもある倉田 荘太郎先生が座長を務めました。

美容皮膚科は皮膚科領域の中でもとくに注目を集めている領域の1つで、日本美容皮膚科学会は「美容皮膚科学に関する研究及び、その研究成果の普及、ならびに会員相互の支援、交流、連絡等を主たる目的とする。」という活動目的のもと、年1回の学術大会の実施や、乾先生が編集長を務める機関誌「Aesthetic Dermatology」を年間4号発刊し、2500人に及ぶ学会会員同士はもちろんのこと関係諸機関の方々とも密接な連携を取ることで、患者様のQOLの向上につながるという視点で活動を続けています。

第38回を迎える今回の学術大会は、「美容皮膚科を極める」をテーマに東京都新宿区での会場開催とWEB配信によるハイブリッド形式で開催され、アデランスが本学会に共催するのは連続で4回目となります。

アデランスはトータルヘアソリューションにおけるグローバルリーディングカンパニーの使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携でも毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。

 その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。

座長大阪大学大学院医学研究科 皮膚毛髪再生医学講座 招聘教授
別府ガーデンヒルクリニックくらた医院 院長
倉田 荘太郎 先生
演者大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 特任教授
心斎橋いぬい皮フ科 院長
乾 重樹 先生
演題いかにLight emitting diode (LED)を美容皮膚科に導入するか
―そのロジックとエビデンス―
講演内容美容皮膚科における新しいデバイスとしてLight emitting diode (LED)の可能性について、そのロジックとエビデンスを演者らのデータをまじえて解説する。

演者らは赤色LEDをマウス背部や培養ヒト毛乳頭細胞への赤色LED照射し、毛乳頭から誘導されるHGF、VEGF、Leptinを介して成長期が延長することを示してきた。また女性型脱毛症に対して赤色LED照射を行ったところ、毛髪数、毛直径、軟毛率の改善が得られた症例を経験した。

さらに、このような毛髪医療だけではなく、美容領域へLEDが応用されつつある。尋常性痤瘡に対し、脂腺細胞の皮脂産生や増殖抑制を介して赤色および青色LEDが効果を示し、さらに皮膚のエイジングに対しても赤色LEDがコラーゲン合成低下や亢進したMMP発現を抑制することにより、エイジング自体を改善していることが示唆されている。

LED照射機器は低コスト、ポータブル性、低刺激性から、安全な毛髪および美容治療機器となることが期待される。
学会名称第38回日本美容皮膚科学会総会・学術大会
会  期2020年9月12日(土)~9月13日(日)
会  場京王プラザホテル(東京都新宿区)
会  頭日本医科大学皮膚科 教授
船坂 陽子先生
※アデランス共催のスイーツセミナーは、9月12日(土)に開催しました。
アデランス ホームページhttps://www.aderans.co.jp
アデランス CSRホームページhttps://www.aderans.co.jp/corporate/csr/
※掲載内容は発表日現在のものです。その後に内容が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。