円形脱毛症
円形脱毛症は、その名の通り、円形の脱毛斑が頭部、眉毛、須毛部などに生じる疾患です。境界がはっきりした脱毛の斑で、あちこちに出て、重症になると脱毛の斑がいっしょになって大きな範囲の脱毛になってしまうこともあります(右図)さらに悪化すると全身の毛が抜けてしまいます。
爪にでこぼこがあったり、溝のようなすじが出たりします。爪自体が弱くなってはがれやすい状態もあります。脱毛が悪くなる時期には脱毛部分のまわりの毛を軽く引っ張るだけで毛が脱落してしまう状態になる。
遺伝的素因が根本的な原因ですが、それによって毛の組織を外敵として免疫系細胞が攻撃してしまう状態(自己免疫と言います)。