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アデランスの理美容師がウィッグの技術を競う大会
『第49期全国技術競技大会』を実施
~優勝者は4月に開催される世界大会への出場権を獲得~

平成30年2月9日

総合毛髪関連企業・株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、お客様に心からご満足いただける最高の技術を提供することを目的とし、オーダーメイドウィッグの作製指示やブロー、カット、スタイリングなどの技術力を競う大会「第49期 アデランス全国技術競技大会」本選を、2017年11月21日(火)に、当社杉並寮内の研修所(東京都杉並区)にて実施しました。

今年で24回目の開催となった「アデランス全国技術競技大会」は、全国のアデランス、レディスアデランスの店舗などで働く理美容師の資格を有する者(2017年10月末現在1,007名在籍)の中から、「理容部門」「美容部門」それぞれの部門において、技術力の高い1名を選ぶ大会です。各予選大会を勝ち抜いた21名の中から、各部門の優勝者を11月21日(火)の本選で決定しました。

今回の大会では、出場者が指示をして作製したウィッグを、薄毛のカットウィッグ(マネキン)に取付け、制限時間1時間でカットやスタイリングを行います。今回は、理容、美容ともにフリーテーマで、毛材の選択や色の組み合わせなど全て自由なスタイルで競いました。審査台に並べると、44名からなる審査員によって厳しい目で審査され、優勝者が決定しました。「理容部門」はアデランス八王子(東京都八王子市)の西山 彰、「美容部門」はアデランス函館(北海道函館市)の崔 かな子が優勝し、代表取締役会長の根本より、賞状が授与されました。

優勝した2名は、世界各国のグループ会社からトップの技術者が集う世界大会への出場権を獲得しました。世界大会は現在、各国で出場者を決める予選会が行われており、2018年4月に東京都内での開催を予定しています。

「理容部門」優勝者:アデランス八王子 西山 彰(左から2番目)「美容部門」優勝者:アデランス函館 崔 かな子(右から2番目)根本会長(右)、津村社長(左)と一緒に

「理容部門」優勝者:アデランス八王子 西山 彰(左から2番目)
「美容部門」優勝者:アデランス函館 崔 かな子(右から2番目)
根本会長(右)、津村社長(左)と一緒に

アデランス八王子 西山 彰の作品(左)アデランス函館 崔 かな子の作品(右)

アデランス八王子 西山 彰の作品(左)
アデランス函館 崔 かな子の作品(右)

今回の優勝作品2点は、いずれも当社オリジナル人工毛髪「サイバーヘア」を用いた作品です。当社では、将来起こりうる人毛枯渇を想定し、にウィッグ商品を提供するため、1983年より人工毛髪の研究をスタートしました。1990年に開発した「サイバーヘア」は人毛のキューティクルに近似する表面形状として、ナイロンの特性を生かした球晶による疑似キューティクルを表面に形成させ、退色(色あせ)がなくスタイル保持に優れた人工毛髪です。このサイバーヘアは海外でも評価が高く、ヨーロッパでは世界的権威「モンディアル コアフュール ボーテ2002」でイノベーション大賞(エキシビショングランプリ)を受賞しています。より人毛に近い人工毛髪の実現によって、アデランスグループでの人毛使用率が極めて低くなったことから、人工毛髪の開発は人毛供給における社会的課題の対応策の1つであると考えています。

また、当社のサロンで調髪やメンテナンス、アフターサービスにおける技術・接客を担当する者はすべて理美容師資格を持った技術者です。アデランス、レディスアデランスのサロンでは、お一人おひとりの頭の形や髪の質、長さ等に合わせて作製するオーダーメイドウィッグを中心に取り扱っています。オーダーメイドウィッグは、お客様の自髪を活かし、自髪とウィッグの境目や髪質の違いが分からないように自然に仕上げるため、自髪とウィッグとの馴染みを考えたカットやブロー、スタイリング、さらには髪色や質感に優れた上質なウィッグを作る生産指示(毛材のミックス、ベース選びや、植える量の指示など)の技術が必要となります。また、当社他社製品問わず、お客様のご相談に乗りながらウィッグのアフターメンテナンスを施すためにも、様々な種類のウィッグやお客様の魅力を引き出すご要望に対応できる技術力が重要となります。

アデランスでは、本大会を通じ、経営理念である「最高の商品」「最高の技術と知識」「心からのおもてなし」の実現を目指します。

■「第49期 アデランス全国技術競技大会」概要

開催日【本選】2017年11月21日(火)【予選】2017年6月~7月
開催場所【本選】株式会社アデランス 杉並寮内の研修所
※予選は各予選会で異なる
応募資格株式会社アデランスに在籍し、アデランス、レディスアデランスのサロン、医療事業推進部、美材ルート営業部、東・西日本営業統括部(展示会担当)で勤務する理容師または美容師の資格を有する者。
選考の流れ全国のアデランス、レディスアデランスの店舗を8のエリアに分け、各エリアで予選大会を行い、理容師、美容師から16名を選出。更に、医療事業推進部、美材ルート営業部、東・西日本営業統括部(展示会担当)の中から選出した5名ずつを加えた計21名の中から、「理容部門」「美容部門」それぞれの優勝者を決定。
審査員株式会社アデランス 代表取締役会長 根本 信男、代表取締役社長 津村 佳宏などの審査員44名。
緊張感の漂った会場の様子

緊張感の漂った会場の様子

■優勝者紹介

【選考ポイント】
カット力、スタイリング力、創作性

【理容部門優勝】アデランス八王子 西山 彰

【受賞コメント】
今回で3回目の出場だったのですが、やっと念願が叶って優勝することができました。前回の経験をバネにして、しっかりと事前準備をやったことが活かせたと感じました。お店ではお客様に「アデランスに他の運でよかった」と思っていただけるサービスを心掛けており、これまで培ってきた経験やサービスが優勝に繋がったと感じます。

【作品について】
今回のテーマは「ファンタジー」です。自然な毛流れになるよう、意識して作りました。サイバーヘアとバイタルヘア、それぞれ50%をブレンドして使っています。
染色も自分で行い、理想通りの色とグラデーションを作り出すことができました。事前に店舗でスペースを借り、練習を重ね、本番では満足する作品を作ることができました。

【理容部門優勝】アデランス八王子 西山 彰

【美容部門優勝】アデランス函館 崔 かな子

【受賞コメント】
このような賞をいただけて、とても驚きました、入社して1年なので勉強させてもらう気持ちで挑みました。入社までウィッグに触れることがなく、どんな作品にすべきか悩みました、しかし入社時に「前職である美容師の経験を活かしてほしい」と三好部長から言われたのを思い出し、得意なヘアセットに力を入れて今回の作品を作りました。

【作品について】
「和」と「花束」のイメージです。どんな角度から見てもブーケに見えるように意識しています。ウィッグはまだ勉強中だったので、上司に相談してイメージ作りをしました、予選が終わってすぐにさまざまなブライダルコンテストなどの作品で勉強した経験が活かせたと感じます。ウィッグへの固定観念がないことが良かったのではないでしょうか。

【美容部門優勝】アデランス函館 崔 かな子


<この件のお問い合わせ先>

アデランス ホームページhttps://www.aderans.co.jp
※掲載内容は発表日現在のものです。その後に内容が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。