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英国女子自転車競技のジョアンナ・ロウセル氏の来日を記念し、
『グローバルCSR活動に関する説明会』を開催
パネルディスカッションでは、JHD&Cの渡辺貴一代表理事も出席

平成30年5月17日

毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、ジョアンナ・ロウセル氏の来日を記念し、「グローバルCSR活動に関する説明会」を、2018年4月20日(金)にアデランスADビル(新宿区)にて開催しました。

ジョアンナ・ロウセル氏は、ロンドン、リオデジャネイロオリンピックで2大会連続金メダルを獲得した元英国自転車競技選手です(昨年3月、28歳で引退)。ロウセル氏は幼い頃に脱毛症にかかり、アデランス・UK社のウィッグアンバサダーとして当社のウィッグを無償提供しています。現役時代には大会のセレモニー等でもウィッグを使用されていました。また、自身の結婚式の際にもウィッグを着用し、その写真が英国の人気雑誌「Hello」誌にも取り上げられました。引退された現在では、大学で勉学に励む傍ら、アンバサダーとしてウィッグや脱毛症の認知度向上のため、普及活動に尽力されています。

当日は、当社代表取締役社長の津村 佳宏による挨拶の後、当社執行役員の箕輪 睦夫がアデランスのCSR活動について説明し、ロウセル氏や渡辺氏との出会いについて話しました。続いて、ロウセル氏に加え、髪の寄付によって製作した人毛100%のオーダーメイドフルウィッグを病気などでウィッグを必要とする子どもたちに無償提供するNPO法人「Japan Hair Donation & Charity (JHD&C(ジャーダック))」の渡辺 貴一代表理事や、アデランス・UK社の前社長でアデランス・ヨーロッパ顧問のリン・ハリス、箕輪執行役員が登壇し、パネルディスカッションを行いました。アデランスUK社では、英国でJHD&C(ジャーダック)と同じく子供たちにウィッグを無償提供する取り組みを行う「リトル・プリンセス」活動をサポートしています。今回、日本と英国でそれぞれ活動を行う渡辺代表とハリス顧問がパネルディスカッションに登場し、お互いに意見を交換、交流を深めました。

パネルディスカッションでは、ジョアンナ氏からウィッグとの出会いや自身の活動についてお話いただいた他、渡辺代表理事からはJHD&Cの取り組みや当社との関わりについてお話いただきました。

左から、箕輪役員、津村社長、ロウセル氏、渡辺代表理事、ハリス顧問

左から、箕輪役員、津村社長、ロウセル氏、渡辺代表理事、ハリス顧問

■パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションでは、当社のCSR活動やロウセル氏の活動を中心にトークが展開され、大変盛り上がりました。

リン・ハリス顧問からは、アデランス・UK社のCSR活動について説明がありました。ハリス顧問は、髪の脱毛で悩む子供たちに髪を寄付するリトル・プリンセス活動について、「世界中には髪の毛を失って苦しんでいる子供たちがいる。まずはその認知度挙げていくことが重要」と語りました。

ジョアンナ・ロウセル氏からは、幼い頃に脱毛症にかかった経験やウィッグとの出会いについて話しました。ウィッグとの関わりについてロウセル氏は「最初にウィッグを作ったときは非常に嬉しかったのを覚えている。今ではコレクショナーと呼べるくらい様々な色やスタイルのウィッグを持っていて、瞬時にヘアスタイルを変えることができるので、友人にもうらやましがられる」と語りました。

今後の活動についてロウセル氏は「自分のメダリストというプロフィールを使って脱毛症の認知度を上げていきたい。また、英国だけでなく、その域を超えて世界で活動していきたい。色々な人と会って、話を聞いて、自分の経験を共有していきたい」と話しました。

パネルディスカッションには、髪の寄付を募り、子供たちにウィッグを届ける活動を行うJHD&C(ジャーダック)の渡辺代表理事も登壇しました。当社では、2015年からJHD&C(ジャーダック)に対し、採寸やウィッグのお渡しのためのアデランスサロンの貸し出しやウィッグ製作のサポートを行っていることから、今回、渡辺様にもパネルディスカッションに参加いただきました。

渡辺代表理事からロウセル氏へ、「脱毛症であるために試合の結果よりも見た目のことについてメディアから注目を浴びることへの違和感」について質問がありました。

ロウセル氏は「ウィッグを付けないで表彰台に立ち、メディアからも注目されてスポットライトを浴びたことで怖いと思ったこともある。それまで私は、何年も何年も金メダルという素晴らしい結果を残すために努力し、鍛錬してきたので、脱毛症であることは誰も気にしないと思っていた。ただ、金メダルを取り、状況が変わったことで、脱毛症であることをみんなが気にするんだということに気づいてしまった」と、質問が脱毛症に集中したことを残念に思っていたと明かしました。

ただ一方で、「自分が出ることで英国での脱毛症の認知度が上がっていった」とポジティブに受け入れたことも話しました。

パネルディスカッションの様子

■アデランスのCSR活動について

アデランスグループのCSR活動は、「社会的価値を持った活動」をさらに深め、広げていくことで、お客様や社会からの信頼に基づいた、健全で永続的な企業成長を目指すものです。こうした活動を「事業と一体化した戦略的CSR」として進めています。

アデランスのCSR活動について

■JHD&C(ジャーダック)の活動について

JHD&Cは、ヘアドネーション(髪の寄付)によって贈られた毛髪のみを使用したオーダーメイドフルウィッグ(人毛100%)として再生させ、ウィッグを必要としている子どもたちに無償提供している日本で唯一のNPO法人です。2015年3月から協力を開始し、完全個室を備えるアデランスサロンを採寸(頭のサイズ計測)やウィッグお渡しの際に提供しております。
2016年からウィッグの製作協力も行っています。

JHD&C(ジャーダック)の活動について


<この件のお問い合わせ先>

アデランス ホームページhttps://www.aderans.co.jp
アデランス CSRホームページhttps://www.aderans.co.jp/corporate/csr/
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