がんを治療しながら働く「がんと就労」問題に取り組む民間プロジェクト
がんアライアワード2019で「ゴールド」を受賞
~会社の支援内容の明文化などが高く評価~
毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締社長 津村 佳宏)は、がんを治療しながら働く「がんと就労」問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」主催の「がんアライアワード2019」において、「ゴールド」を受賞いたしました。「がん罹患者就労支援に関する規程」を制定し、会社が支援する内容について明文化したことなどが先進的であるとして高く評価されました。
本アワードは、がん罹患者が治療をしながらいきいきと働ける職場や社会を目指して創設されました。企業や団体は、がんとともに働きやすい企業や団体であることを具体的な取り組みを記してエントリーします。制度や風土を含めて審査が行われ、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の各賞が付与されます。
■当社の取り組み(一部抜粋)
風土づくり
・がんの早期発見と予防のため健康診断の受診促進、相談窓口を社内報に明記。
・がんと抗がん剤治療及び脱毛、がん罹患者の心理状況を理解するため、社内にて医療接遇講習を実施。
・2011年から厚生労働省「がん対策推進企業アクション」の推進パートナーに登録。
相談できる環境づくり
・「がん罹患者就労支援に関する規程」を制作し、会社の支援内容や範囲を明記。
・円滑に相談できるよう人事部内に就労支援担当者を選任
・アピアランスケアの一環で、オーダーメイド・ウィッグを無償提供
アデランスによる「がんアライ宣言」
■講評・コメント
・「がん罹患者就労支援に関する規程」を制定されて、会社が支援する内容について明文化されるなど、先進的な制度づくりをされています。
・がんやがん罹患者の心理状況を理解するための社内講習を実施され、9割以上の従業員が受講されているなど、がんの理解を深める教育が行われています。
・がんへの理解を促進する冊子を全従業員に配布しただけではなく、本社受付や一般店舗等でも手に取れるようにするなど、社外に向けた啓蒙活動まで行われています。
受賞企業による表彰式
当社のお客様の中には、がんに罹患し、抗がん剤治療の影響による脱毛でご来店される方もいらっしゃいます。そのような方には、お客様の立場や心情を理解し、安心してご来店いただけるよう心掛けています。しかし、当社のがんに罹患した社員の声に耳を傾けると、「この先どうなるのか凄く不安です」「心配を掛けるので家族にも話していません」等の不安な声が挙がっていることが分かりました。当社の使命は、「笑顔と心豊かな暮らしに貢献すること」です。ご来店いただいたお客様に笑顔でお帰りいただくためには、まずは社員自らが健康を確保し、笑顔を絶やさない安心して働ける職場環境を整えることが大切です。今回の受賞に満足することなく、社員一人ひとりが更にいきいきと働ける風土づくり、環境づくりを続けてまいります。
■がんアライ部について
がんアライ部は、「がんと就労」問題に取り組むプロジェクトで、「がんと就労」に関するリテラシー向上を目的とした活動を行い、がんを治療しながら働くことが自然に受け入れられる社会の実現を目指します。
がんアライ部ホームページ
https://www.gan-ally-bu.com/
<この件のお問い合わせ先>
アデランス ホームページ | https://www.aderans.co.jp |
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