<アデランスCSR活動>
「朝日地球会議2019」に特別協賛
『持続可能な価値の創造』について特別講演を実施
~Spiberと共同研究を進める新毛髪素材の試作品などをブース展示~
毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、10月14日(月・祝)にイイノホール(東京都千代田区)、15日(火)、16日(水)に帝国ホテル(東京都千代田区)にて開催された朝日新聞社主催の「朝日地球会議2019」に昨年に続いて特別協賛しました。
ジェンダーなどによる差別をなくす制度改革、ITやバイオをはじめとするテクノロジーの急速な進歩が、私たちの暮らしや考え方を大きく変えつつあります。その一方で酷暑や豪雨といった異常気象が頻発し、巨大な台風や山火事など自然災害が世界各地を襲います。地球温暖化対策に現代文明の存亡がかかります。「朝日地球会議2019」は、こうしたさまざまな課題を解決するために国連が掲げた「持続可能な開発目標(SDGs)」への道筋を、国内外から招く政治、経済、科学技術分野の有識者やオピニオンリーダー、企業人と話し合う場となります。今年は「ひらかれた社会へ 多様性がはぐくむ持続可能な未来」をメインテーマに、3日間にわたりセッションが開かれました。
当社は15日(火)、16日(水)の2日間にわたってブースを出展しました。今年の当社ブースは、構造タンパク質素材の産業化に取り組むSpiber株式会社(本社:山形県鶴岡市、取締役兼代表執行役:関山 和秀 以下「Spiber」)との共同展示となり、共同研究を進める構造タンパク質を活用した新毛髪素材の試作品などを展示しました。
また、最終日となる3日目には、当社執行役員 海外事業本部副本部長 グループCSR広報室担当の箕輪 睦夫が「毛髪素材の開発から提供の仕方まで『持続可能な価値の創造』について」と題し、特別講演を行いました。三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)の考えに基づいた当社のCSR活動が、SDGsの考えを進めるために新たに、「誰も置き去りにしない」にユニバーサルデザインの視点を加えたことを説明しました。また、人や企業との新たな出会いが持続可能な価値を創出し、当社がSpiberと共に枯渇資源に依存しない新たな選択肢となる毛髪素材の研究に取り組んでいることについてもご紹介しました。
アデランスブースの様子
箕輪睦夫による講演の様子
■Spiberと進める枯渇資源に依存しない新毛髪素材への取り組み
当社とSpiberは、Spiberが独自開発する構造タンパク質「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン)」を活用した、枯渇資源に依存しない新毛髪素材の共同研究開発を行っています。Spiberが持つ構造タンパク質繊維技術と、アデランスが長年培ってきた総合毛髪開発力を組み合わせることで、新たな毛髪素材の創出を進めています。
Spiberでは、独自の技術を用いて毛髪としての特性を満たすタンパク質を遺伝子レベルで設計し、微生物を用いた発酵プロセスにより原料となる構造タンパク質「Brewed Protein™」を取得します。さらに、当該構造タンパク質を毛髪素材に最適な形状や物性となるように加工するための新たな繊維化技術の開発、製造条件の検討を進める計画です。アデランスでは、これまでの毛髪開発の知見を基に、得られた構造タンパク質繊維に対して毛髪のような風合いや特徴を付与するための加工や染色、カール付けなどを行い、製品としての評価を進めます。
既に、基礎特性や各工程に関する研究は2018年より開始しており、関連特許も4件出願しています。
■開催概要
名称 | 朝日地球会議2019 |
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日程 | 10月14日(月・祝)~16日(水) |
会場 | 1日目:東京・イイノホール 2、3日目:東京・帝国ホテル |
主催 | 朝日新聞社 |
共催 | テレビ朝日 |
特別協賛 | 旭硝子財団、アデランス、イオン環境財団、伊藤忠テクノソリューションズ、NTTグループ、サントリーホールディングス、ソーダストリーム、ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ、凸版印刷、トヨタ自動車、日本財団、パナソニック |
協賛 | 住友林業 |
協力 | グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン、日本マーケティング協会、朝日学生新聞社、CNET Japan、ハフポスト日本版 |
後援 | 外務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省 |
<この件のお問い合わせ先>
アデランス ホームページ | https://www.aderans.co.jp |
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アデランス CSRホームページ | https://www.aderans.co.jp/corporate/csr/ |