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がん罹患者の職場復帰や就労継続をサポートしている企業や医療機関を表彰
株式会社アデランスがBCC第4回架け橋大賞で
「明日の架け橋賞」を受賞
~社員が職場愛を育める取り組みが評価~

令和元年12月20日

毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締社長 津村 佳宏)は、研究グループ「がん医療と職場の架け橋(BCC/Bridge between Clinic & Company)」が主催する「BCC第4回架け橋大賞」において、「明日の架け橋賞」を受賞しました。社員が職場愛を育める取り組みが評価されました。

本アワードは、がん罹患職員の職場復帰や就労継続をサポートしている企業や医療機関を表彰するもので、2016年から実施されています。『支援の目的』、『支援の方法(具体的な取り組み内容)』、『支援の結果(がん患者・がんに罹患した社員への効果)』、『支援の達成度評価』を重視して審査が行われ、「架け橋大賞」「病院部門賞」「企業部門賞」「支援団体部門賞」「明日の架け橋賞」の各賞が付与されます。

表彰状

■当社の取り組み(一部抜粋)

【風土づくり】
・がんの早期発見と予防のため健康診断の受診促進、相談窓口を社内報や社内ポータルに明記。
・がんと抗がん剤治療及び脱毛、がん罹患者の心理状況を理解するため、社内にて医療接遇講習を実施。
・2011年から厚生労働省「がん対策推進企業アクション」の推進パートナーに登録。

【制度と相談できる環境づくり】
・「がん罹患者就労支援に関する規程」を制定(2019年7月)し、「治療休職制度」や「再雇用特別措置」など治療を支援する制度や復職時に働きやすい制度を制定。
・円滑に相談できるよう人事部内に就労支援担当者を選任。
・アピアランスケアの一環で、オーダーメイド・ウィッグを社員に無償提供。
・受動喫煙含むがん等予防の取り組みとして、2万円を上限に禁煙外来費用を補助(社内名称:禁煙チャレンジ)。

■講評・コメント

一生働きたい、笑顔を大切にしている、禁煙チャレンジなど、被雇用者が職場愛を育める取り組みを評価しました。脱毛ケアに関わる商品を提供しているというビジネスの形も、架け橋そのものと思われます。今後、実際患った患者さんの架け橋として具体的な活動実績を積まれることを期待します。

当社の社員からは、休職規定(就業規則)の改定や「がん罹患者就労支援に関する規程」の制定をしたことで「無駄に悩む必要がなくなった」、「辞めなくていいのですね」などの声が寄せられるようになりました。
2020年度からは、テレワークの導入や、人事部内に保健師等の健康相談窓口を設置し、社員が安心して働ける環境づくりを積極的に進める予定です。

当社は、ウィッグやその他毛髪関連商品を提供する会社であり、がんに罹患し、抗がん剤治療の影響で脱毛され商品をお買い求めに来られる多くのお客様がいらっしゃいます。ご来店いただいたお客様に笑顔でお帰りいただくには、社員自らが健康を確保し、笑顔を絶やさず安心していきいきと働ける職場環境の整備が大切です。これからも、一人ひとりがパフォーマンスを発揮できるよう取り組みを続けてまいります。

■「がん医療と職場の架け橋」について

「がん医療と職場の架け橋(BCC/Bridge between Clinic & Company)」は、労災疾病臨床研究事業費補助金「主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究(~2016 年度)」(横山班)の研究分担者(がんの両立支援)らが2015年5月に立ち上げた研究グループです。

がん医療と職場の架け橋となるべく、医療職(医師、薬剤師、看護師、MSW)のみならず、企業人事、産業医、社労士、ビジネススクール教員、患者会らの協力を得て、意識や労働実態調査を行い、得られた知見をそれぞれの職種・立場の人々に還元、より良いがん治療と就労の両立を万民のものとすることを目指しています。

「がん医療と職場の架け橋」ホームページ:https://teambcc.jp/


<この件のお問い合わせ先>

アデランス ホームページhttps://www.aderans.co.jp
アデランス CSRホームページhttps://www.aderans.co.jp/corporate/csr/
※掲載内容は発表日現在のものです。その後に内容が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。