アデランスのSDGs
2015年、国連総会において貧困や不平等、不公正の撲滅、気候変動への対応など2030年までに達成すべき目標として「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。
新興国だけではなく先進国などあらゆる国と地域が、2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた国際目標として、持続可能な世界を実現するための17のゴール(大きな目標)と、それらを達成するための具体的な169のターゲットから構成されています。
アデランスグループは、グローバルに事業を展開する企業として、世界が直面するさまざまな課題と真摯に向き合い、事業を通じた社会課題の解決を図り、重要課題の取り組みを推進することで持続可能な社会を実現し、持続的な成長を目指していきます。
SDGs視点の新しい活動体系へ
アデランスグループは、創業以来「お客様の毛髪の悩みを解決する」ために、当社が実現できる価値や強みを「事業と一体化」することに取り組み続けてきました。その価値共創型CSR活動を、SDGsの各目標との関連付けを進めています。
従来のCSR活動の4つの分野
SDGs活動の4つの分野
健康の笑顔:多くの人が健康であること
・毛髪を通じた健康課題の解決
・毛髪周辺領域での潜在課題の解決
アデランスグループは、トータルヘアソリューション企業のリーディングカンパニーとして、創業以来、様々な毛髪の悩みに向き合ってきました。世界各国で毛髪に悩む人々へ笑顔を届けるため、自社研究開発はじめ、大学との産学連携やパートナー企業との共同研究開発を積極的に推進し、画期的な人工毛髪や医療用ウィッグの研究、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、毛髪を通じた健康課題の解決を推進しています。
■病院内ヘアサロン:様々なお客様のご要望にも対応
■毛髪を通じた健康課題の解決
・世界初のウィッグ基準化:医療用ウィッグのJIS規格化
・「健康増進機器」に認定:オーダーメイド・ウィッグがお客様の健康増進に
・医療接遇講習:患者さまをお手伝いするための講習
■ピンクリボン運動:乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝える活動をサポート
[主な取り組み内容(国内)]
・ピンクリボンバッチの着用
・ピンクリボンマークのスタンドを全営業店の受付に設置
・ピンクリボンスマイルウォークに参加
・FUN &LIFE! Breast Cancer Festivalに参加
・JFL所属チームFC大阪とコラボしたピンクリボンイベント
など
■健康分野での外部団体との連携
・Stichting Nu Jij:がん患者さまと家族を支援
(アデランス・ベネルクス社/オランダ、ベルギー)
・The Little Princess Trust:髪を失ったお子さまを支援
(アデランス・ユーケ社、 アデランス・スウェーデン社、アデランス・ドイツ社)
・一般社団法人キャンサーフィットネス:がん患者さま、がんサバイバー(がん体験者)さまを支援
■さらなる課題解決の追求
・研究機関との共同研究:産学連携による毛髪分野の探求
・毛髪を活用した健康事業:「毛髪診断コンソーシアム」に幹事法人として参画
(実施期間:2017年4月1日~2020年3月31日)
・衛生事業の開始:サロン等の感染予防をサポート
社会の笑顔:健全な社会であること
・働きがい・人財育成・ダイバーシティ&インクルージョン
・社会を配慮したユニバーサルデザイン
・地域社会・コミュニティとの連携
アデランスグループでは、約7,000名の社員が、20の国と地域で国内約500店舗、国外約300店舗を中心に、グローバルな活動を広げています。国籍やジェンダー等を問わず多様な価値観や考えを持った社員が、個性・能力を最大限に発揮することで、新たな価値を創造し続けることを目指します。また、各拠点を通じた地域社会との共生を進めています。
■NPO法人 JHD&Cに協力:お子さまの髪の悩みを心の傷にしないために
■社内技術競技大会:接客力や技術力を競う社内大会
■働きがいのある環境へ
・仕事とがん治療の両立支援:第5回ホワイト企業アワード「健康経営」部門で受賞
・クレド: 社員自らが考えまとめた「おもてなしの心」の規範
・毛髪診断士®の資格取得:毛髪と皮膚のスペシャリスト お客様へ正しくお伝えする
※毛髪診断士®は公益社団法人日本毛髪科学協会の登録商標です。
■海外での取り組み
・My New Hair:脱毛に悩む患者さまを支援
(アデランス・ユーケ社)
・Pay It Forward:感謝の気持ちを広げる
(ヘアクラブ社)
・ヘアカットボランティア:障害者施設での無料ヘアカット
(アデランス台湾社)
・病院へのウィッグ寄贈:タイ工場での試作ウィッグを現地のタマサート大学附属病院
国立がんセンター等へ寄贈
(アデランス・タイ社 ワールド・クオリティ社)
・福祉支援自動販売機:貧困・障害に苦しむ子どもたちへ
(ワールド・クオリティ社)
・社員主導の活動:社員や家族の健康や安全へ
(アデランス・フィリピン社)
地球の笑顔:地球が永遠に続くこと
・資源循環型社会の実現
・環境負荷の低減
・環境汚染予防
アデランスグループは、「環境」を企業の社会的責任の一つと考え、商品の環境対応や事業所での環境負荷の低減など、経済と環境が両立する持続可能な社会を創造できるよう、環境に配慮した活動に取り組んでいます。
■フォンテーヌ緑の森キャンペーン:お客様と一緒に取り組むエコサイクル
■国際環境管理規格:タイ工場でISO14001の取得
■店舗での環境負荷低減
・フィッター使用の削減:3Dスキャナーによる計測
・水使用量の節水:節水用シャワーヘッドの導入
・消費電力の低減:LED を活用した店舗へ
未来の笑顔:明るい未来を広げること
・子どもたちへのサポート
・持続可能な社会に向けた取り組み
・文化の発展
近年、社会は大きく変化し、またその変化の速度も早まり、それに伴い社会的課題も複雑化しています。アデランスグループは、「笑顔」や「よろこび」があふれる未来の実現をめざし、当社の強みを活かせる領域での課題解決を通じて、未来につながる価値創造への取り組みを進めています。
■スタジオAD:ウィッグとヘアメイクのエキスパート
劇団四季 ミュージカル『キャッツ』のウィッグにも採用
(撮影:山之上雅信)
■愛のチャリティ:1978年から40年以上続く取り組み
■文化・芸能への協力
・輝く人々への応援:毛髪・ウィッグを通じたサポート
・国際文化交流公演に協力:日本とカザフスタンの文化交流(2015年5月)
・経営学術団体への協力:書籍や講演活動などの事例研究へ
■子どもたちへのサポート
・HAIRCLUB FOR KIDS:髪で悩む子どもたちを支援
(ヘアクラブ社)
・Toys for Tots:子どもたちにおもちゃを
(アデランス・ヘア・グッズ社)
・給食・教科書代を寄付:子どもたちへの教育支援
(ワールド・クオリティ社)
■未来に向けた取り組み
・新毛髪素材の共同開発:持続可能な社会を目指し、Spiber社との共同開発を開始
・TBM社との協働:持続可能な社会を目指し、TBM社との協働を開始
・朝日地球会議:SDGsの考え方に共感し特別協賛
*上にあげた「健康の笑顔」「社会の笑顔」「地球の笑顔」「未来の笑顔」の4つの分野の取り組み内容の詳細は、本サイトの活動ページやCSRコミュニケーションレポートをご参考ください。
<CSRコミュニケーションレポート掲載ページ> https://www.aderans.co.jp/corporate/csr/csr_report.html
今後の取り組み
現在、関連付けの作業を経て、アデランスグループが事業成長を続け、同時にSDGsが目指す持続可能な社会の実現を目指す、SDGsコミットメントの設定を進めています。
SDGs達成に向けた2030年までの目標設定、新たなビジネス機会の創出といった取り組みを進め、未来に続く社会に向けた課題の解決に寄与し、アデランスグループの特徴が表れる経営の推進に努めていきます。