CSR

学術・文化活動





産学連携

 アデランスグループは、大学研究機関等との産学連携により様々なテーマの研究を進め、毛髪分野に関する新たな知見を探っています。アカデミックな助言や裏付けの取れたデータを元にした育毛や毛髪研究の成果などを活用し、お客様の喜びの輪を広げていきたいと考えています。



持続可能な社会を目指し新毛髪素材の共同開発を開始
Spiber社が独自開発する構造タンパク質を活用

 アデランスと構造タンパク質素材の産業化に取り組むSpiber株式会社(本社:山形県鶴岡市、取締役兼代表執行役:関山 和秀)は、Spiber社が独自開発する構造タンパク質を活用した新毛髪素材の共同研究開発に着手しました。
 Spiber社では、地球規模の課題解決に貢献すべく、持続可能な次世代の基幹材料として注目される構造タンパク質の産業化に取り組んできました。
 両社は、「構造タンパク質素材の活用」という点で気持ちを一つにしただけでなく真の意味での人の幸せ、喜びに少しでも貢献したいと願う互いの姿に強く共感し、今回の共同研究開発に至りました。
 人工毛髪の原料となる石油も限りある資源であり、今後100年を見据え、枯渇資源に依存しない新たな選択肢となる毛髪素材の創出を進めて参ります。

持続可能な社会を目指し新毛髪素材の共同開発を開始 Spiber社が独自開発する構造タンパク質を活用



第8回メタロミクスに関する国際会議にて毛髪中のミネラル解析に関する研究成果を発表

 2022年7月に開催された「第8回メタロミクスに関する国際会議(ISM-8)」にて、毛髪中のミネラル解析に関する研究成果を発表しました。
 会期中の7月12日(火)に、当社が取り組んでいる毛髪中のミネラル 解析に関する研究成果をアデランス研究開発部の研究員・リーダーの北村弘明 が「Challenges in measuring minerals in hair as a health indicator.(邦訳:健康指標としての毛髪内ミネラル測定の課題)」をタイトルに、ポスター発表を行いました。



第12回世界毛髪研究会議にて脱毛症に特徴的なタンパク質の発見を発表

 2022年11月に開催された「第12回世界毛髪研究会議(WCHR2022)」にて、毛髪のプロテオーム解析技術を用いて脱毛症に特徴的なタンパク質を同定することに成功したことを発表しました。
 毛髪中に含まれるミネラルやアミノ酸などの多種多様な成分を正確かつ効率よく抽出し分析する技術に加え、近年発達が目まぐるしいディープラーニングを掛け合わせることで、毛髪に含まれる莫大なタンパク質を検出する方法である「毛髪プロテオーム解析」を確立しました。今回、「毛髪プロテオーム解析」を用いて、脱毛症のキーとなるタンパク質を探索し、TGM3という可能性のある物質を発見することができました。
 今後は、TGM3と関係のあるタンパク質を同定することを目標とし、毛髪におけるTGM3の機能の詳細を明らかにすることで、脱毛症の新たなソリューションを提供するという夢に一歩近づきたいと考えております。



「毛髪診断コンソーシアム」に幹事法人として参画

 2017年12月、「毛髪診断コンソーシアム」に幹事法人として参画しました。「毛髪診断コンソーシアム」は、国立研究開発法人理化学研究所が構想提案し、2017年4月1日から2020年3月31日まで実施された共同研究プロジェクトです。現在、当社では本コンソーシアムを原型とし健康維持、未病化、疾患の診断を対象とした計測機器開発や測定の高度化などの研究開発を進めています。

「毛髪診断コンソーシアム」に幹事法人として参画



大分大学:抗がん剤治療時の脱毛予防

 2013年11月より、最先端のがん研究を行っている大分大学消化器・小児外科学講座の猪股雅史教授と、抗がん剤治療の副作用である脱毛の予防に関して共同研究を進めています。また、2022年に、国立大学法人大分大学と株式会社アデランスは、抗がん剤治療の副作用である脱毛の予防並びに毛髪再生に関する寄附講座「先端がん毛髪医療開発講座[アデランス]」を設置いたしました。

大分大学:抗がん剤治療時の脱毛予防
大分大学・猪股 雅史教授(左)、北野 正剛学長(中央)、
当社前グループCEOの津村佳宏(右)


東京工業大学:より美しく、より自然な人工毛髪

 2014年12月より、紡糸工学およびプラスチック加工における世界的権威である東京工業大学 物質理工学院 材料系の鞠谷雄士教授と学術契約を締結し、人工毛髪研究における共同研究を進めています。

東京工業大学:より美しく、より自然な人工毛髪



新人工毛髪研究発表 「テキスタイル材料分野における最優秀論文賞」を受賞

 2017年6月に開催された「第14回アジア繊維会議」では、人毛に近い光反射特性(艶感)とウィッグ用人工毛髪として要求される強度・剛性の両立を、複合繊維の製造条件の最適化により達成した研究成果について発表を行い、「BestPaperAward:Tex-tileMaterial(テキスタイル材料分野における最優秀論文賞)」を受賞しました。アジア繊維会議は、繊維や布地に関する最新の研究成果を発表するフォーラムです。世界的な科学者や研究者を育成するためのプラットフォームとして隔年で開催されています。

新人工毛髪研究発表 「テキスタイル材料分野における最優秀論文賞」を受賞



毛髪関連学会への協賛とセミナーの提供

 看護理工学会、日本臨床毛髪学会、日本がん看護学会、日本皮膚科学会、日本毛髪科学研究会、世界毛髪研究学会等に対し、毛髪に関する学術研究会議へのセミナー提供やスポンサーといった協賛活動を実施しております。

第9回癌・炎症と抗酸化研究会(CIA研究会)においてモーニングセミナーを共催(2018年11月、大分)
第9回癌・炎症と抗酸化研究会(CIA研究会)において
モーニングセミナーを共催
(2018年11月、大分)


第23回日本臨床毛髪学会学術集会において、ランチョンセミナーと市民向けスポンサードセミナーを共催(2018年11月、東京)
第23回日本臨床毛髪学会学術集会において
ランチョンセミナーと市民向けスポンサードセミナーを共催
(2018年11月、東京)


第6回看護理工学会学術集会においてランチョンセミナーを共催(2018年10月、東京)
第6回看護理工学会学術集会において
ランチョンセミナーを共催
(2018年10月、東京)


CEATEC JAPAN2018にサンプル出展(2018年10月、千葉)
CEATEC JAPAN2018にサンプル出展
(2018年10月、千葉)